第1回人権・同和教育指導者養成講座を開催しました。

 第1回人権・同和教育指導者養成講座を開催しました。
 7月4日(火)香川県庁において、人権・同和教育指導者養成講座(香川県教育委員会事務局人権・同和教育課と共催)を開催しました。
 年間5回の開催を予定しているこの講座は、さまざまな人権課題についての理解を深め、人権教育・啓発のための手法などについて学習し、人権・同和教育の指導者としての力量を高めていくものです。


 初めに、講話①「人権教育・啓発の推進について」のテーマで、国・県の動向を踏まえて「人権・人権教育とは何か」について話がありました。また、「アイコンシャス・バイアス(無意識の偏見・思い込み)」「マイクロアグレッション(小さな攻撃・日常の攻撃)」について、具体的な例を挙げ、人権尊重社会の実現に向けて『差別をなくす側として』ともに実践していくことを確認しました。


 

 次に、ワークショップ「多様性を尊重するとは」のテーマで、アイスブレーキング「自己紹介」の後、「災害発生時の避難所」のエクササイズを行い、社会的弱者の立場に立つことで、大切にしたいことを一緒に考えていきました。また、それぞれの職場等でもすぐに役立つ多様性や普通の概念を問い直すアクティビティ(同じところと違うところ・あなたって、こんなイメージ?・ふつうこうなるよね)の紹介もありました。


 午後からは、講話②「“性の多様性”と私たち」のテーマで、LGBTの説明と現在の制度や法律、当事者の困り感等についての話がありました。

 講話③「性別を超えてわかったこと ~自分がなりたかったもの~」では、当事者(性同一性障害)の方から、これまで自分が生きてきた中での悩みや戸惑い、支えてくれた友達やなかまとの関わり、そして、女性から男性になってみて感じた自分の思い『自分らしさを出せることが幸せである』ことを話されました。


 次回は、障がい者・高齢者の人権について、疑似体験や介護体験を通して学習していきます。

2023年07月10日